Chorareiiの「DJ ID」シリーズは、日本のクラビング&レイビング界で活躍するベテランと若手のDJが、自身の情報を共有し、バンガーの背後にあるヴィジョンを知るためのものである。
Chorareii: まずは自己紹介 !
Soya Ito: Soya Ito、いま19で今年ハタチになる。出身は東京で今住んでる場所も東京。
DJをするときはどんな音楽を演奏するの?
クラブミュージックで言ったらドリル、グライム、トラップ、アフロビーツ、ジャージークラブ、ダブ、エレクトロ、EDM、クラブエディットとか、結構色々!
DJをよくする会場はどこ?
Spreadが最近は多い!居心地よくてホームって感じがする。よく遊びに行くのはforestlimitかな。
DJを始めたきっかけを教えて!
おれが15,16くらいの時にいたコミュニティにDJ教えてくれる先輩とかおじさんとかがいて、当時はなんかしら音楽とかやりたいと思ってたからその人たちにDJ教えてもらってた!
あなたは19歳です。ほとんどのクラブに入れない/入れるようになったばかりの人が、どうしてこんなに早くDJになれるのでしょうか?
15,16の時はナイトのパーティーはでれないから日中のデイのパーティーとかでDJしてたんだけど、去年くらいからナイトのパーティー呼ばれるようになってそっから増えて、みたいな感じ。
東京だけかもしれないけど、お客さんで行ったら未成年で入れないってクラブも演者だと入れるんだよね、変なシステムだと思うけど。
DJをしているときはどう思う?そして、あなたはお客さんに何を感じてもらいたい?
自分がやってて楽しい、きもちいいのは当たり前なんだけどみんなと繋がってる感覚がすきだからあんまり独りよがりにならないようにしてる。
クラブって環境特有の一時的な気持ちの高まりみたいなのも一緒に感じたいし、逆に次の日になっても忘れられないようなインパクトが残るような体験も一緒にしたい。
DJは表現の一個のツールだと思うから、DJをきっかけにおれとかおれのやってる事とかに興味を持ってくれたら嬉しい!
パーティ「Mana」について教えて!名前の意味や他のパーティとの違いは?
Manaはおれがやってるプロジェクトで、前回は4月にパーティーをやって今回は6月にグループ展示とアフターパーティーを企画してる!おれ10月からドイツに1年行くんだけど、日本と離れてる間どうやったら日本のみんな、日本のシーンとコネクトし続けられるかなって思ってて、それでManaってプロジェクト名で色んな方法模索しようと思って始まった!
Manaって名前は最初は語感で選んだ感じなんだけど、オセアニアの方で力の源っていう宗教的な意味があったり、あとこれは友達に教えてもらったんだけど聖書の中で神が天から降らせた食糧のこともManaって言うらしくて、きっとおれの知らない意味もまだたくさんあるだろうしそういう意味で面白いなと思ってManaって名前にした。ポップな感じもあるけどダークさも同時にあって結構気に入ってる!
まだ2回しか企画してないから他のパーティとの違いをわかるように説明するのはまだ難しいけど、もうちょっと時間が経てばわかるとおもう、おれはパーティとかDJだけやりたいわけじゃなくて、自分のやりたいこと全部をやるためのプロジェクトとしてManaをつくったから今後音楽じゃないこともやりたいし、日本だけでやるとも思わないし現実世界だけのプロジェクトじゃなくなってるかもしれないし、そういう意味で色んな形に変化出来るポテンシャルがあるのがManaだとおもう。
今、「Mana」は数日間続くアート展となり、アフターパーティーも開催される予定ですね。どうしてこのようなことをしようと思ったの?「Mana」がパーティーではなく、アートイベントになったということ?
次のManaのvol.2は、今年の一月末にContactでJACKSON kakiくんが開催してたImaginary Lineにインスピレーション受けて、4日間のグループ展と最終日のアフターパーティーの2部構成になってるんだけど、どっちかに重きが置いてあったりどっちの方が主要だとかいうことはなくて、ふたつでひとつというか。
Manaとしてやろうとしてることは形が違えど変わってなくて、新興のアーティストだったりローカルなアーティストを紹介するショーケース的な役割を担っていたいから、それが今回はアートの領域まで広がったって事かな。Imaginary Lineを自分なりに解釈してManaなりのやり方でみんなに提示出来ればって思う。
DJでもパーティーでも展示でも、誰も試したことのない組み合わせをしたいしその差異化のゲームに自分の美学があると思うから、そういういい意味での実験的な価値転倒をManaでやりたいと思ってる!
Manaのstatementは、いかなる差別にも反対するあなたの立場を説明しているよね。Manaのアーティスト・セレクション(グループ展とアフターパーティーの両方)には、それが反映されていると思う?
去年の末から今まで3回のイベントの企画をしてきたんだけど、3回通して出演者の男女比は均等になるようには意識してる。本当はそういう政治性とか社会性を抜きにしてキュレーション出来たり動けたりする状態が理想なんだと思うけど、今ある性差とか人種、それ以外のあらゆる不平等の問題を考えるとまだその状態には達してないと思うし、難しいと思うけどそれが達成されるまでおれはマイノリティのアライとしてのスタンスでいたい!
もちろんそういう問題を自分のクリエイティビティとかアートに関連させたくない人がいるのは理解してるし、そういう人たちこそきっとその問題に関して人より考えてるだろうから彼らのことも尊重してる。自分はManaを通してそういう不平等の問題を自分も含め教育したいと思うし、そういう問題って連鎖的にみんなが意識していかないと変わらないと思うから、おれがアクション起こす事で誰かに繋がれば良いなって気持ちが今は強いな。自分は日本ではマジョリティー(数の多さじゃなくて持ってるパワーの大きさ的な意味合いで)だから、自分の持ってる特権性を自覚した上でそれを持っているうちに上手く使えたらなって思う。
あなたの性格をどのように説明し、それがあなたのプレイにどのように反映されていると思う?
結構気分屋だからDJしてる時もコロコロ色んなジャンル横断してるとおもう、あと集中しすぎてたまに周り見えなくなっちゃう!
どのミュージシャン、DJ、アーティスト、場所…がDJとしてあなたを刺激する?
Chris CunninghamとかJesse Kandaとかグロいのに綺麗みたいな、様式美としてのグロテスクが好きだからそういうのにインスピレーション受けてると思う。
漫画家でありDJでもあるJun Inagawaさんとは、とても縁があるようですね。このつながりはどのようにして生まれたのでしょうか?また、お互いにどのような影響を受けていますか?
最初はJunくんがバチカでDJしてるの見てバイブスいいなと思って最初のManaでブッキングしたら出演してくれて!そっからおれのこと面白がってくれて、家も近かったから夜中遊びに行ったり服のお下がりもらったり色々お世話になってる。
オーバーグラウンドで活躍してる人との接点が今まであんまりなかったからJunくんとは話してて新鮮だし良いインスピレーションうけてるとおもう!
音楽以外に好きなことは何かある?クラブにいないときはどうしてるの?
あんまり人がいないとこでゆっくり過ごすのが好きだから晴れてる日は新宿御苑行ったり、映画観たくなったら有楽町のTOHO行ったりする。
できれば、毎回のプレイで再生したい特定の曲はありますか?
Kid AntoineのExpected Encounterは結構な頻度でかけてるとおもう!バンガー
忘れられないパーティー。
去年だと夏くらいのHanesとAsiaでやってたEther × Local Worldかな。どっちも良いパーティーすぎて最後まで幸せな気持ちで朝まで遊んでた!
今年に入ってからだと相模のみんなのきもちが気合も完成度も超高くて最高だった。
どのパーティー、場所、フェスティバル、レイブ、会場で… DJとしてプレイしたいですか?
まだ野外でDJしたことなくて、いつかレイヴとかやってみたい。
私たちの世代におけるDJの役割についてのあなたのビジョンは何ですか?
DJは、自分の見たい将来、世界に共感してくれる人を見つけるためのひとつのツール!
Soya Itoのミックスを聴く、ソーシャルメディアで彼をフォローする
(‡▼益▼)