
バンドPsychoheads (@__psychoheads.__) は、十分なアティテュードがあれば、ステージ上のロックスターになるためにお金や名声は必要ないことを結成当初から証明してきました。XPEEDレーベルの姉妹バンドであるWaaterのように、Psychoheadsは同世代のパンクやロックバンドのジャンルを前進させるような存在を欠いていたのです。彼らは自分たちでそれを行うことに着手した。
XPEEDのレイブやパーティーのホストとして貢献するだけでなく、彼らのパワフルなライブセットは、東京の象徴的なクラブやイベントに出演することにつながっています。その完璧なスタイルは、グループの特徴の一つであると同時に、しばしば国際的なファッション業界とリンクしています。
EP『Lost Everything』(2020年)を経て、今年、OKAMOTO’Sのメンバーオカモトレイジなど、シーンの老舗が協力し、1stアルバム『Pistol Star』をリリースした彼ら。数え切れないほどの夜を共にした彼らに、(ついに!)このインタビューを行いたいと思った。

Chorareii: まず、自己紹介をお願いします。
Psychoheads: はじめまして。ボーカルのHitoshi Violetです。ギターがYlow、ベースがHIMENO、ドラムがTakuroです。
HIMENO以外の3人は明治学院っていう大学で入学してすぐに出会って、バンドを組んで。そこからずっと一緒にやってます。ベースは実は結構変わっちゃってて(笑)
今のHIMENOは去年の12/25にClub Asiaで開催したパーティー”XPEED”にお客さんとして来ていて、そこで出会いました。
ちょうどそのイベントの直後に前任のベースが辞めてしまって、その時にふと、あいつかっこよかったよねってなって、ベースをやらない?とDMを送りました。
ベースは触ったことなかったらしいのですが、僕らにとってはそれ以上に見た目だったり、バイブス的な部分が大切だったので、とりあえず会うことになり、かなりいい感じだったので、そのまま加入しました。
初めてバンドのライブを見たのは、あなたのレーベルXPEEDが主催したレイブPURE2000でしたね。それが初ライブだったんですか?2020年から一緒に演奏しているのですか?
いえ、ライブは2019年から下北沢のライブハウスとかでやっていて、そこで活動していく中でWaater達と出会い、2019年12月にXPEED(当時はSpeed) でイベントとかリリースを一緒にやっていくことになりました。

東京ではたくさんのパーティーに出演され、またオーガナイズもされていますね。それだけに、ファースト・アルバムがついに発売されたことは、とてもうれしいです 『Pistol Star』について教えてください。
アルバムは、実はシングルで「Pistol Star」を出したタイミング (2021年4月)の時点で既にアルバムを出したいとは思っていて、それの先行としてのシングルリリースでした。でも、色々時間がかかっちゃって、今年の1月にレイジさん(OKAMOTOREIJI)が手伝ってくれると言ってくれて、その後にギブンさん(Giorgio Blaise Givvn)も参加してくれることが決まって、2月にレコーディングを初められました。
この『Pistol Star』のアルバムを作るのには、すごい長い時間がかかっちゃったので、2年前とかに作った曲があったり、逆に直前にできた曲が入ってたりで。このコロナ禍の2年分の僕のリアルなテンションとか上り下りがかなり出ているかなと思います。
レコーディングでは、僕たちが持っている勢いみたいなのを形にしたかったので、1発録りでほぼライブと同じように録りました。
音としては聴き心地とか雰囲気と、バンドで奏でる生音というのに、今回はこだわりました。
曲で伝えたい主なメッセージは何ですか?
メッセージは、街がコロナ禍でずっと暗いようなパッとしない空気感だったから、僕もみんなと同じような生活をしていて、そんな中でも小さい希望を見出していきたいよねって言う感じ(笑)僕は未来に期待してるって感じです。
電車の中とか家とか聴いてくれる人1人1人の生活をすごい想像したから、そう言う感じでイヤホンとかで聴いてほしいなと思います。

シングル「Pistol Star」は、アルバム用に再度レコーディングされましたが、今回はボーカルにオートチューンを使用していますね。なぜこのような変更を行ったのですか?
僕たちはパンクロックをやっているつもりなんですけど、今の時代に置いて、例えばピストルズやラモーンズがやっていたことをそのままやったってそれはパンクではないと思っていて。
音楽だけじゃなくていろんな芸術は時代があってのものだと思っています。なので、僕たちは2020年代のロックをやるためにバンドをやっていて、「Pistol Star」や「Ride!」 でオートチューンを使用したのは、そうあるための1つの手段でした。ガレージ的な演奏とオートチューンの組み合わせは新しいけど、気持ちよくハマったのでよかったです。
Psychoheadsに影響を与えたバンドやアーティストを教えてください。
バンドだともともと僕はThe Libertinesが1番好きだったんですけど、最近影響受けたというか食らったのがNirvanaとBlack Sabbathでした(笑) もちろん何年も聞いていたけど、本当にヤバいって思ったのは去年とかでした。
日本のバンドはスーパーカーがめっちゃ好きだし、Yung LeanとかDrain Gang らへんとか大好き。あとちょっとJustin Bieber めっちゃ聴いてました(笑)
Waaterにインタビューしたとき、彼らは「新しいロックシーンが必要だと感じたから演奏を始めた」と話してくれました。今、日本のシーンはどうなっていると思いますか?
日本の音楽シーンって語ると大きすぎて、僕にはまだちょっとわからないかもって思ったんですけど、僕たちが見てきた東京のクラブやライブハウスのシーンだと、そういうユースのカルチャー的なシーンにかっこいいバンドって本当にいなくて。

街見てても歩いてる若者のファッションとかインスタとか見てても、パンクとかロックとか好きな若者っていっぱいいるのに、そう言う子達が好きでいれる現行のバンドがいないから、みんなシドとかカートとか日本だったらミッシェルとか、ずっとそこを見てる。
パンクとかロックは本来ユースのカルチャーであるべきだと思うし、僕はバンドって言う形式の美しさが好きで、かっこいい見た目の4人がステージに並んで楽器を弾いてるって言うことが大切で、それをかっこよく、できるバンドはシーンには絶対必要だなとは思っていました。
だから、それを僕らがやっていこうと思っていました。
OKAMOTO’SのメンバーであるOKAMOTOREIJIさんからのサポートについてお聞きしたいのです。実は、彼はアルバムのレコーディングの決定打になったとおっしゃっていましたね。このつながりはどのようにして生まれたのでしょうか?
レイジさんはまずPURE2000の時の動画を見つけたりしてくれていて、その後にのぎわさんって言うパーティーで写真を撮ったりしている方にクラブで紹介してもらって、知り合いました。そのあとはWaaterとレイジさんとみんなで遊んだりして、そこで仲良くなって、その後もよく遊びに誘ってくれたり、イベント誘ってくれたり、相談に乗って手伝ってくれたり、めっちゃいい先輩です。

XPEEDレーベルのメンバーは、みんな特別なファッションセンスをもっていますね。このアルバムのためのPsychoheadsの写真を見たとき、自分の10代の頃の雑誌のポスターを思い出したよ。ご自身のスタイルをどのように定義されますか?
僕たちのファッションのスタイルはすごい流動的だから、自分達でも定義することは難しいなと思ったりもするけど、僕たち(Psychoheads) の場合はマインド的にはかなりグランジだと思います。お金もかけないし、パジャマみたい。でも色彩の感覚とかバランスはすごい大事にしています。
これだっていうファッションをずっとすることよりもその時々のテンションを反映させることだったり、時代に対して今はこれ、って先取ることが好きです。だから毎シーズン雰囲気は変わるけど、その中に一貫して僕たちなりのロックの要素は常に入れているつもりです。
Psychoheadsのライブはとてもエネルギッシュで、まるでロックスターのようですが、いつかロックスターになってそのようなライフスタイルを送りたいですか?
ロックスターみたいなライフスタイル、送りたいですね笑
自分達が好きな表現を継続的に続けられることが1番の幸せだなとは思いますが、結果として多くの反響やお金が手に入ったら、それはすごい嬉しいことだとろうな思っています。
僕らみたいな存在が勝手にロックを背負って、スターになって、夢を与えれたらめっちゃいいですね。
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